暢寿堂

基礎体温の変化をもたらす鍼灸治療

 

基礎体温の変化が女性の月経周期と密接な関係があることは周知の事実でこれにより、高温期と低温期、排卵期がわかり女性が自分自身で妊娠時期の予測をつけやすくなります。

 

基礎体温の分類

 

基礎体温の分類はいくつかに分ける事ができるが主に6つの型に分類することができます。

 

1型

 

低温相が0.1〜0.2度の細かい範囲で14日間くらい上下するが、排卵期に体温が急激に下がりその後高温相になり、やはり細い上下変動がありその後月経がくるパターン。このパターンの場合はホルモンが正常に分泌していることを示しています。

 

2型

 

低温相が終わり高温相への移行がはじまり上がりきるまで徐々に1週間位かかるタイプで高温相が1週間程しかないタイプ。

 

 

3型〜4型

 

高温相の途中で一度体温がガクッと下がる。下がる時期で更に前期、中期、後期のタイプに分かれる。

 

 

5型

 

低温相が3週間位と長く続き、高温相は1週間位しか続かないタイプ

 

6型

高温相が全くないタイプ。

 

 

鍼灸治療が基礎体温に変化をもたらす

 

 

病院では注射や投薬などのホルモン剤を使って月経をコントロールしていきますが、過剰投与によって卵巣が腫れたり副作用もままみられます。鍼灸治療を受けることによって基礎体温がゆっくりと変化していきます。短かった高温相の期間が長くなってきたり、細かい体温変動の上下変動が整ってきたりします。鍼灸院では血液検査などの客観的指標を調べる事が出来ないので基礎体温の形を治療効果の指標としています。また、患者さん本人も毎日チェックしているのでご自分の体調を管理するのにも基礎体温は重要なのです。基礎体温を整えて妊娠しやすい身体を作りたい方は是非当院での鍼灸治療を受けてみて下さい。半年後にはお身体が変わっていい方向に変わっていきますよ。

 

 

鍼灸を不妊治療に取り入れるべき理由

 

不妊で悩んでいる患者さんは既に病院で様々な検査や投薬、注射などを受けたりする方が沢山いらっしゃると思いますが思ったような成果がでず当院に来院される方がほとんどです。

 

 

妊娠出来る力を妊孕力と言いますが、ホルモン値など数値は勿論参考になりますが
その数字をにらめっこしているだけで妊娠につながる事は多くはない思われます。

 

 

東洋医学である鍼灸治療は部分(例えば何々のホルモン値など)に原因を 求めて治療をするわけではありません。

 

 

例えていうならば、森林の環境悪化を改善するために現代医学では、その森に生 えている木や葉などを採取してきて顕微鏡で観察し細部に異常がないかを調べ ていきます。徹底的に原因を求めるのです。
逆に言うと原因がないと治療方法がないのです。

 

 

一方、鍼灸治療(東洋医学)ではあえて森林を遠くから全体をみつめ、森林だけ では無く空や森に流れ込む川の状態など全体を1つの現象(森林の環境悪化)と とらえ治療方針を決定します。

 

 

ですので現代医学のような近視眼的な観点からは原因が特定できない機能性不 妊には鍼灸治療は大きな効果をもたらす場合が大いにあります。